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第13話 身体も俺のものにする

last update Tanggal publikasi: 2026-09-18 19:30:10

「身体も俺のものにする」

 一瞬、燎に抱かれる自分が浮かんだ。あの腕に閉じ込められ、冷たい目に見下ろされる。

 会議室から音が消えた。

 燎だけが平然と椅子に身を預けている。長い脚を組み、私を見つめたまま、口元をわずかに上げた。

「想像したか、灯里」

 私は燎をにらみ返した。

「まさか」

 正臣が燎を睨みつけた。握り締めた拳が震えていた。

「その目で灯里を見るな」

 燎は正臣には目も向けなかった。

「だが、身体を取引にはしない。まず、俺と仕事をしろ」

 正臣が椅子を蹴った。

「僕の妻に、何を言っている」

 テーブルが揺れた。莉乃が正臣の腕へすがる。

「正臣様、皆さんが見ています」

「離せ」

 正臣は莉乃の手を払い、私へ来た。

「帰るぞ、灯里」

「帰りません」

「まだ分からないのか。君がここにいれば、奏汰まで傷つく」

「奏汰を脅しに使わないで」

 伸びてきた手を避けた。

 正臣の指が私のバッグをつかむ。

「離して」

 燎が正臣の手首を外した。

 力を入れた様子もないのに、正臣の身体が横へ押し戻される。

「真鍋」

 扉が開き、警備員が
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